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再び糖尿病の外科手術
昨日11月12日のブログアクセス数が普段の3倍になっており。

こりゃ〜テレビで何かあったな、と思って
アクセスしてきた人の検索キーワードをチェックしたらば、
  糖尿病 外科手術
のキーワードで、以前、このブログで胃バンディング手術を紹介したページ
来ている模様。

時間帯別のアクセス数をチェックしたらば、
アクセス殺到しているのが19時代のプライムタイム。

月曜の19時といえば・・・NHKのクローズアップ現代だな(笑)。

・・・というわけで、NHKクローズアップ現代のホームページを確認しましたらば、
このテーマ。
「糖尿病が手術で治る!?」

今回は、胃バイパス手術が紹介されていたようですね。



胃の大半を切り、小腸を短くすることで、
過食による過剰な栄養の吸収を標準摂取レベルまで抑える〜という
本来は、高度肥満解消のための外科手術であります。

1990年代に入って内視鏡下でこの手術が可能になると、
肥満大国アメリカでは施術者が激増。
2008年には、手術を受けた人が22万人(!)を超えたそう。

ちなみにこれが内視鏡下での術式の1つになります。



内視鏡下でここまで繊細で美しい吻合手術ができるんだ〜と
驚嘆をもって見入ってしまいますね。

で、その後、アメリカでは、胃バイパス術を受けた方において、
糖尿病治癒率が83.7%、改善率が93.2%であったという報告がJAMAに掲載されまして、
アメリカ糖尿病学会も、治療ガイドラインにおいて、
糖尿病患者の治療の選択肢の一つとして認めた〜という状況であります。

アメリカの医療保険会社(彼の国では健康保険は民間only)では、
この内視鏡下の胃バイパス手術に必要な費用を、
患者さん自身の人生や健康状態に対する“投資”と考えた場合、
それを回収する損益分岐点に至るまでに必要な期間は、
約2年程度と予想される〜という試算を示しており、
さらには、術後の糖尿病治療において内服薬が不要になっていることで、
‘これは医療費が抑えられる!’ということで、
高度肥満者への手術を推奨しているようであります。

・・・が、長期予後、どうなんでしょうねぇ。

栄養吸収を抑えるために胃や腸を短くしちゃう、ということで、
本当に人の健康やQOLって保てるんでしょうか。


食べた物が体内ショートカットして、ほぼ未消化のままお出ましになる、って、
ひょっとしてめっちゃ痔に悩む老後を過ごさなきゃいけないんじゃあるまいか。
要介護になったら大変そう(汗)。



しかし、高度肥満の方に対して全く無力であったこれまでの食事療法や、
やせられる!といわれたインクレチン療法も功を奏さないケースを見るだに、
抱える慢性疾患が多くてリスクも高い高度肥満の方が
生き残るための選択肢としてはやむを得ないのかなぁ、
という気もいたします。


日本でも手術をやっておられるところはあるようですが、
当然、保険診療適応外、ということで、全額自費。
4〜5日の入院で200万円前後の費用がかかるようです。

詳細は、クローズアップ現代で紹介されてました
四谷メディカルキューブ 減量外科センターのホームページ
減量手術.COMに非常に詳しく説明されてますので、
深く知りたい方は、こちらからどうぞ。

減量手術.COM
http://www.genryou-syujyutsu.com/index.shtml





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【2012/11/13 08:36】 | 肥満 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
糖尿病の外科治療?!
11月16日のNHKスペシャル「病の起源」第5集として
「糖尿病」が取り上げられてましたが、ご覧になりましたでしょうか?

サブタイトルが ~想定外の“ぜいたく”~ ということで、
人類発生以降の長い歴史の中で培われてきた飢餓状態に耐性をもつ日本人の体質が
近代に入っての食環境、生活の急速な変化によって
糖尿病になりやすい体質と化してしまった
~というラインでの番組構成になってました。

その中で、肥満治療のトピックとして「胃バンディング手術」が紹介されていました。
胃袋の上部をバンドで留めて胃袋を小さくする内視鏡外科の手術になります。

2008年1月23日のJAMAに、オーストラリアの研究グループが肥満の糖尿病患者にこの外科的処置を行ない、体重が減少し糖尿病が改善したという報告が出されていますので、
医療者の間では、すでにご存知の方も多いかと思いますが、
TV媒体でこの情報が一般の方に提供されたのは、これが初めてではないかと。

特に今回の番組中では、大分大学でのオペ症例を紹介されていたので、
九州在住の肥満患者さんにおかれては、おそらく話題になっているのではないかと思われます。

現段階では、保険外治療ですので、誰もが受けられる手術ではありませんし、
過食の衝動をとめられない方が、バンドで胃を留めただけで果たしてその衝動をとめられるんだろうか??・・・とか、
生活習慣を自分の意志では全く改められなかった方が、小さくなった胃にあわせて栄養障害に陥らないよう、栄養バランスのよい食生活をきちんとおくれるものなんだろうか?・・という率直な疑問はあるところですが、
ともあれ、我々としても患者さんに聞かれた時のために
糖尿病の外科治療としての知識は持っておくべきだろう~ということで以下関連情報サイトを御紹介。

まずは沖縄の稲嶺 進先生の手によるサイト。
減量手術、肥満外科、糖尿病の外科治療にテーマが特化されてますので、
とても情報拾いやすいです。
病的肥満と減量手術+糖尿病の外科治療
ASTERiSK for Life
http://islandbariatric.com/index.html



具体的に手術が視野に入っているような患者さんへの情報提供のためには
九州在住者としては、NHKでも紹介されていた大分大学医学部第一外科の肥満外科のページで知識を得るのが一番患者さんのお役にたてるかと。
大分大学医学部第一外科の肥満外科
http://www.med.oita-u.ac.jp/surgery1/dt/index1.html



さらに国内の内視鏡外科業界におけるこれらの手術の位置付けを伺うにはこのサイトがいいかなと。
2年前の日本内視鏡外科学会での内視鏡外科手術についてのディスカッションの概要が報告されてます。
MISSION(低侵襲外科手術研究会のホームページ)
http://homepage3.nifty.com/e-mission/daybreak_bariatric.html

このサイトも稲嶺先生がたちあげられてるサイトのようですね。


現段階での内視鏡外科肥満治療法に関する学会の見解はこちら。
内視鏡および内視鏡外科肥満治療法に関する三学会合同委員会合意事項
http://www.asas.or.jp/jses/kitei/goui.html



以前、ネットワークでも肥満をテーマに研修会を行ないましたが、
結局、「肥満は難しい」という結論しか出せず(涙)。
しかし、くじける事なく、再度、皆さんの実践からいろいろ学びあう機会を持ちたいと思っております。
【2008/11/25 10:41】 | 肥満 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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