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インフルエンザ「流行」入りました!
去年の騒ぎは、一体なんだったんだろう?
・・・というような静かなインフルエンザ流行入りです。

我々的には、平常運転のシーズンにもどった、というべきか。



熊本県においては、
1月3日~1月9日のインフルエンザの定点観測数が  4.10 に達しまして、
地域別では八代が 12.14 と最も高く、注意報レベル
次いで、有明(荒尾・玉名)が7.13、宇城5.17、熊本2.72。

学年・学級閉鎖も冬休み開けから増え始め、
本日時点で18校に増え、2施設が休校となっているのだそう。

じわじわ感染拡大中。



というわけで、今回は、
インフルエンザ感染を解説するアニメーションをご紹介。
例によって youtube からの拾い物デス。



スパイクをゆらしながら増殖するウイルスの絵に戦慄。
イメージ映像とはいえ、ほんとにこんな感じなんだろうな~という気がいたします。


さて、このスパイクゆらすウイルスの増殖を抑えるお薬としては、
昨シーズンの治療薬 タミフル、リレンザに加えまして、
昨年1月に、タミフル耐性菌にも効果が有りとされる点滴用剤 ラピアクタ が、
昨年10月には、純国産の吸入治療薬 イナビル が販売開始となりました。

これで今シーズンは、治療薬の備蓄を考えずにすむかな、とか、
耐性ウィルスが出た場合の選択肢が増えたな、というあたりは有り難い感じでしょうか。

で、イナビルの説明動画がYouTubeにアップされてましたんで、
こちらもご参考までにどうぞ。














インフルエンザもまだまだわからないことだらけの疾患であります。
治療研究チームは勿論ですが、
頑張れ日本の創薬開発チームっっ!!・・・ってな気持ちにもなったり。



感染症情報センターの報告によりますと、
国内直近の 2010年第49週~2011年第1週 の5週間のインフルエンザウイルス検出報告件数は、
AH1pdm(新型インフルエンザ)が最多であり、
次いでAH3亜型(A香港型)、B型の順。

sinin1.gif
ご覧の通り、今シーズンは、感染報告数が増え始めた9月(36週あたり)以降は、
AH3亜型が多く検出される状態が続いていましたが、
12月(49週あたり)に入ってからはAH1pdmの検出数の方が多くなっている状況です。

今後はやはりこの新型インフルエンザが季節性インフルエンザの主流となっていくんだな~って感じでしょうか。
さようなら、ソ連型!



これが主流になっていく、ということは、
そろそろ「新型」から何か通称名に変わるのかな~と思いきや
今だにマスコミでの呼称は「新型インフルエンザ」のまんま。


この理由の背景事情について面白いブログ記事、みつけました。
新型インフルエンザの‘名前’は?
http://iwasironokuni.cocolog-nifty.com/komiti/2009/05/post-298f.html


う~むむ。
ポリティカル・コレクトネスも大事な配慮かとは思いますが、
そうなると、どんどん概要がつかめない言葉が氾濫するよね、とも思ったり。

とはいえ、当初、メキシコの養豚場で働く人が最初の感染者であると報じられ、
豚インフル(Swine fle)と呼ばれていたわりには、
そのメキシコの養豚場の豚そのものからは検体が出ることはなく、
調べたらメキシコ以外の世界中で見つかりました、という状態から
あれよあれよという間にパンデミックとなってしまい、
実際問題として、発生源については、全く特定できてない状態ではあるらしく。

そうなると、ネットでは「これは人為的に作られたウィルスだっ!」的な
陰謀論も数多く語られておりまして、それらを読みまして、
「まあ、そういうストーリーも、なきにしもあらずだよね」と思うにつけ、
私たちって、なんて複雑な世界産業システムの中、
なんて複雑な生体システムの身体で生きてるんだろう!
・・・という別の感嘆があったりして。


それにしても、Japan flu はないよねぇ(笑)


しかしながら昨シーズン、
新型インフルエンザのパンデミック報道の中で、
海外のテレビや新聞で、日本での感染状況を報道する際に、
「Japan flu」の見出しと、その紹介映像として度々挿入された、
「きちんとマスクを装着した日本人の地下鉄通勤ラッシュの図」が、
感染症予防においてマスク装着習慣が全くない海外の一般ピーポーには
これ、相当に奇異なインパクトがあったのは事実だったらしく。

また、なんでも、当時、
関東圏では薬局からマスクが完売してしまったために、
完売騒ぎが全くなかった地方在住者が、
yahooオークションに、
定価1,980円の64枚入りマスク1箱を出品したところ、
最終的に17,000円(!!)で落札されたそうで、
海外では、これもまた話題になっていたとの由。

・・・日本の事を知らないのは日本人、なのかも。





いずれにしても、今シーズンも、例年どおり、
インフル予防&シックデイ対策の重点教育に留意しつつ、
頑張って参りましょう!



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【2011/01/18 08:43】 | 感染症 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
新型インフルエンザ収束!?
2月14日付の熊本市のインフルエンザの定点報告です。

■赤:熊本市の今年の定点観測報告数
■青:熊本県の定点観測報告数
▲緑:国の定点観測報告数
●ピンク:熊本市の平年の定点観測報告数(過去5年間の平均数)

w_grh_1_3420-1.gif


新型インフルエンザ感染数、激減!!

グラフ上、ピンクの線が過去5年のインフルエンザの定点観測数の平均数なのですが、
例年であれば、インフルエンザ感染増加の時期であるにもかかわらず、です。


季節性インフルエンザの流行につきましては、巷間、
A型が1月、B型が2月と言われているところですが、
この感じだと、今年は、新型インフルエンザ(H1A1型)の流行のみ、
第48週(11月23日∼11月29日)がピークの一峰のみで収束しそうな感じですね。

ちなみにインフルエンザについては、
A型は毎年流行するほか、非常に変異しやすいため、
時に爆発的な大流行~パンデミックがおこり、
細菌性の肺炎を高率に併発するため高齢者は死亡するケースもあります。
ウィルスの構造上、人間以外にも感染することがわかっており、
鳥インフルエンザや豚インフルエンザの他、馬や犬インフルエンザなどもあるそう。

一方B型は、散発的に小流行(最近は2年に1度の流行)を繰り返すのみで、
ウィルスも変異しにくく、ヒトとアシカの仲間のみの感染となっておりパンデミックをおこすことはないそうです。



この定点観測をみていますと、今年から来年にかけて、
 パンデミックをおこした新型インフルエンザが、
 それまでの季節性インフルエンザを駆逐し、
 翌年からの季節性インフルエンザとして取って代わる

とされている現象を、リアルタイムで目撃することになりそうな予感。


過去、新型インフルエンザのパンデミックとして記録されているのは、
   1918年 スペイン風邪(H1N1型)
   1957年 アジア風邪(H2N2型)
   1968年 香港風邪(H3N3型)

の3つ。

スペイン風邪がパンデミックを起こす以前には
H3型のウィルスが季節性インフルエンザとして流行していたそうで、
これが、スペイン風邪のパンデミックによって姿を消し、
1918年以後はスペイン風邪(H1N1型)が季節性として流行するようになったそう。

それ以降、同様に、1957年のアジア風邪のパンデミックによって、
"スペイン型"が姿を消し、"アジア型"が季節性として流行するようになり、
1968年の香港風邪の流行時には"アジア型"が姿を消し
それ以降、"香港型"が季節性として流行する状況となっていました。



今回の新型インフルエンザは、スペイン風邪と同じH1N1型。
それもスペイン風邪に非常に近しい構造のH1N1型だったと分析されています。

この為に、今回のパンデミックでは、
このスペイン風邪が季節性インフルエンザとして流行しアジア風邪にとってかわられるまでの間、
~すなわち1957年以前に生まれていた方、年齢的には、現在53歳以上の方については、
新型インフルエンザにも通用するスペイン風邪(H1N1型)の基礎免疫を獲得した方の割合が多く、
罹患率が低かった、もしくは罹患しても極めて軽症で済んだということで、
結果、全く基礎免疫をもたない若年層で大流行したのではないか、という推測があります。

ただし、同じH1N1型のインフルエンザとしては、1977年に登場したソ連型というのもあります。

このソ連型、1977年の登場時点では、
やはりスペイン風邪で基礎免疫を獲得していたあろう方が今よりも多かったのでしょう、
極めて若年層での限定的な流行にとどまったために
パンデミックとして記録されることもありませんでしたし、
当時季節性として流行していた香港型を駆逐することもなく、
以降のA型の季節性インフルエンザについては、
香港型(H3N3型)とソ連型(H1N1型)の2つが共存して季節性として流行する、
という状況が昨年まで続いていたのです。





このような経過を経て、今季のインフルエンザはどうだったのか、ということですが、
現時点での国立感染研究所の報告によりますと、
地方衛生研究所で分析したウイルス内訳は
   新型(H1N1型)   18,076件
   香港型(H3N3型)  15件
   ソ連型(H1N1型)   0件
   B型        9件
だったそう。

ソ連型(H1N1)が新型インフルエンザに取って代わられた感じです。

世界的にもこの傾向がみられたようで、
2月18日の世界保健機構(WHO)発表の来季インフルエンザの流行予測では、
来季のインフルエンザワクチンの製造にあたっては、
ソ連型(H1N1型)をはずし、代わりに新型インフルエンザ(H1N1型)を組み込みまして
香港型(H3N3型)、新型インフルエンザ(H1N1)、B型
3種混合ワクチンの製造を推奨しているようです。

日本も、その方向で動くようでして、
ワクチン業界では完全にソ連型(H1N1型)が駆逐の見込みです(笑)

この辺のワクチン動向についてのニュースソースはこちらからどうぞ。

インフルワクチン、今秋には1種類に(TBSニュース)
http://www.youtube.com/watch?v=UayBEN7TMWY

【新型インフル】ワクチン、来期は季節性と1本化(産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/life/body/100219/bdy1002192005002-n1.htm






果たして次季インフルエンザの流行はWHOの予想どおりとなるのか?
それとも今回の新型インフルエンザ(H1N1型)がソ連型のみならず、香港型までにも取って代わるのか?
はたまた、みんな仲良く共存しちゃうのか?
・・・というのも、ある意味、楽しみなところではありますが。




しかし、こういうインフルエンザウィルスの生態というのも面白いな~と思いますし、
なおかつ、次、数十年後に再び来るであろうパンデミックでH2N2型が来たならば、
H2N2未体験、かつ、その頃、確実に高齢者の域に達しているであろう筆者としては、
H2N2でお迎えが来るのかもしれん––という密かな覚悟を決めたりして(笑)

・・・というわけで、全く糖尿病教育にはかすらない情報ではありますが、
私と同じ心持ちでへぇ~ボタンを押して下さる事がいらっしゃることを願いまして、
upさせていただきました。



【2010/02/20 08:08】 | 感染症 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
新型インフルエンザ(A/H1N1)のゆくえ
12月に入りまして、本格的な冬到来。
いよいよこれから季節性インフルエンザの流行時期が重なってまいります。


5月の新型インフルエンザのパンデミック以降、
医療現場~特に小児科~では診察と予防接種に翻弄される日々が続いておりますが、
この冬、どうなってしまうのか?~というのは、
医療者の間でこの春先から懸念されていたところではありますが、
ここで見通しの参考となりそうなデータを一つ。



これから冬を迎える北半球の日本と異なり
5月の新型インフルエンザのパンデミックに秋を迎え、
8月にインフルエンザ好発時期である冬が過ぎ、
今月、サンタがサーフボードにのってやってくる
南半球の南オーストラリア州政府の保健当局のサイトが、
今年のインフルエンザの感染数報告を出しています。

南オーストラリア州の人口は 約156万人。
ちなみに熊本市の人口は 約67万人。
・・・というわけで、熊本市の約2.3倍の規模の都市を思い浮かべつつデータをご覧下さい。

Infuruenza in South Australia; number of clinical and laboratory diagnosese per week, 2008-2009

上記リンク先には、2001年から毎年のインフルエンザ感染数のグラフが掲載されてまして、
さ~っとスクロールすると、一見、なんだいつもと変わんないじゃんなどど思ってしまうのですが、
注意したいのは、グラフの縦軸の最大数。
グラフの縦軸に示される感染者数の最大数が
2001年から2008年までは70~80で出来上がっているところ、
2009年のグラフのみ、最大数が1,200になってます。


その2009年分のグラフがこちらです。

flu.jpg

このグラフのみ、2008年1月から2009年12月現在までの2年分の推移が示されていまして、
  左半分が、2008年の年間推移 / 右半分が、2009年の年間推移
という対比で見れるようになってます。

ピークの高さの違いが一目瞭然。
・・・というか、縦軸1,200のグラフだと、
2008年のピークはしっかり見ないと気付かないくらいの感じですね。
その数の差たるや、前年比でおよそ20倍強。

この報告では、棒グラフ中、
黄色で示されているのがA型、緑で示されているのがB型
ということになっているのですが、
新型インフルエンザについては、A型に含まれて表示されているため、
グラフ上は、黄色が突出して大きく、緑はほとんど視認出来ない仕上がりとなってます。

しかも、例年は8月に始まり、11月には収束していたインフルエンザの流行が、
2009年は5月の新型インフルエンザのパンデミックから
月を追う毎に倍、倍の増加数でずっと続いていたという状況がみてとれます。

グラフ中、折れ線グラフの青色で示されているのが一般開業医で対応された診断数、
ピンク×で示されているのが救急病院で対応された診断数なのですが、
いずれも折れ線グラフは、感染者数の棒グラフのはるか下を這っている状態。
ピーク時は完全に医療機関がパンク状態だったのでは。
この医療現場におかれたスタッフの苦境を思うと、同業者としてはぞっとします(涙)。

流石に新型インフルエンザ。
免疫をもたない人間世界を、燎原の火のごとく駆け抜けた、ということでしょうか。


ただ、11月に春を迎えて収束に向かっているのを見ますと、
日本においても、みんなが順調に免疫を獲得し、春を迎えれば、
なんとか収束に向かいそうだな、という感じはしますね。



感染数の次は、気になる重症化数。

参考データとして、オーストラリア政府によるサーベイランスの11月20日付の報告がこちら。
Australia.jpg

日本人としては、妊婦(Pregnant women)に並んで
先住民族(indigenous people)の数がpick upされるんだ~ということも興味深かったりもしますが。
詳細、関心おありの方は、上のリンク先からPDFでレポート(全19頁)がダウンロードできますので読んでみて下さい。


この表だけで計算しますと南オーストラリア州での新型インフルエンザの致死率が 0.5%。

ちなみに、20世紀に大流行した新型インフルエンザの致死率をあげますと、

   1918年 スペイン風邪 H1N1型 2.0%
   1957年 アジア風邪 H2N2型 0.5%
   1968年 香港風邪 H3N3型 0.5%

・・・といって、香港風邪の記憶もない我々世代には、ちとイメージわきにくいですね。
流行当時の新聞には、
「厚生省で職員1割発病」「犯罪捜査や公判などに支障」「ワクチンが間に合わない」
などの見出しが踊り、かなり混乱した状況であった模様ではあります。




さて、これがこの冬の日本でどう推移していくのか、ということでありますが。

今回のオーストラリアでの新型インフルエンザ流行にあっては、
  ワクチン接種開始が9月30日からであった。
  人口比率において高齢者が少なく若者が多い。

という要素があったようです。

当然、オーストラリアではワクチン生産は間に合うわけもなく、
接種開始後も完全不足状態ですから、
優先接種システムがとられていたようです。
この辺の事情がわかるのがこのページ
http://www.flu.sa.gov.au/
優先接種対象の中に、「BMI 35以上の者」があるあたりも、白人社会ならでは、という感じですね。

接種開始の9月30日をグラフで確認しますと、感染者数がピークを超え、
ほぼ例年並みの規模まで収束してからのワクチン開始だった模様。
この条件でワクチン効果の評価を下すのは難しいところか。

若者の罹患、については、前回のエントリーでも紹介していた通り、
日本でも15~19歳で27.6%の罹患率。
熊本においても、感染者は10歳代の子ども達が多く、
10~14歳が突出しています。

高齢者よりも若者が罹患しやすい、という傾向は確定のようです。

高齢者の感染率が低いということであれば、
12/3に始まったお子様前倒し予防接種がいきわたって、
お子さん達が免疫を獲得すれば、
新型インフルエンザについては、感染のピークを越えるのかも。


あとは、日本においては、
このワクチンが、どれだけのピーク抑制効果をあげられるのか、というところ。
H1N1ワクチン



ただ、悲しいかなこのワクチン接種がまた、ややこしいスケジュールですすめられており、
現場スタッフに無益で無用な神経戦を強いているわけではありますが、
糖尿病教育に携わる我々といたしましては、
ピンチはチャンス、と、しかと心得ました上で、
日頃合併症に無関心な患者さんに対して

「血糖コントロールが不十分な方は感染症にかかりやすく、重症化しやすい」という病態説明
「新型のみならず、季節性インフルエンザにも留意が必要である」という事実説明
「自己管理の意義」「シックデイ対策」「感染予防対策」の再教育

これらの絶好の機会であると、前向きに受け止めて、
頑張ってこの冬の現場を乗り切って参りましょう!




また、感染ピークの山を抑えるために現場医療スタッフがふまえておく事といたしましては、
日本感染症学会が出しております下記提言、お目通しくださいませ!!

日本感染症学会緊急提言「一般医療機関における新型インフルエンザへの対応について」平成21年5月

日本感染症学会緊急提言「一般医療機関における新型インフルエンザへの対応について」(第2版)



【2009/12/07 08:19】 | 感染症 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
新型インフルエンザ(A/H1N1)の現況
マスコミへのリリース記事から、今回の新型インフルエンザについての
中間報告的情報をご紹介。


まずは、11月29日14時24分配信 時事通信から


新型インフルエンザに感染した人の割合が、5~14歳では約50%に上る計算になることが、国立感染症研究所(感染研)が算定した推計患者数などから分かった。
厚生労働省 は「学校で集団生活を送る年代で、感染機会が多いためではないか」としている。

感染研は全国約5000カ所の医療機関を受診したインフルエンザ患者数から全患者数を推計しており、22日までの累計患者数は推定1075万人。
大半が新型インフルエンザ とみられ、内訳は0~4歳が95万人、5~9歳が285万人、10~14歳が309万人、15~19歳が168万人。全体の約80%を20歳未満が占め、 5~14歳が特に 多い。

一方、総務省の6月現在の人口推計では、5~9歳の人口は572万人、10~14歳は597万人。単純計算すれば、5~14歳では全体の約50%が感染し、病院で受診した ことになる。

感染率は0~4歳で17.6%、15~19歳も27.6%と高いが、20~40代では2~5%台。50代以上は1%に満たない。全年代では 8.4%。



「若年層の感染が多い」「高齢者はかかりにくい」と言われていたところでしたが、
実態としては、5~14歳は約50%、高齢者は1%未満の感染率、
ということだったようですね。

今月、小児の優先接種スケジュールが前倒しされ、
中高校生以下の2回接種維持、の判断がとられたのも、
このあたりが重要視された、ということでしょう。




その予防接種のワクチンについては、
昨日12/4、厚生労働省からこのようなプレスリリースがでております。
新型インフルエンザワクチンの接種後副反応報告及び推定接種者数について
http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/houdou/2009/12/dl/infuh1204-01.pdf

こちら、30頁のPDFファイル資料になります。

これによりますと、11/23~12/3に予防接種された方における
ワクチン接種後の死亡例が53例。
ほぼ、基礎疾患を有する中高年層。

ただし、ワクチン接種と死亡との因果関係は定かではありません。

これを受けての追加された留意事項がこちら。


① アレルギー・ぜんそくの既往のある方への接種については、
 適切な準備と対応をして接種に当たるよう注意をお願いいたします。

② アレルギー・ぜんそくの既往のある方への接種については、
 ワクチン 接種後、少なくとも30分後までは、病院に待機させ、
 健康状態をご確認ください。

③ 実施要領に記載されているとおり、心臓、じん臓又は呼吸器の機能に
 自己の身辺の日常生活が極度に制限される程度の障害を有する方
 及 びヒト免疫不全ウイルスにより免疫の機能に日常生活がほとんど
 不 覚な程度の障害を有する方への接種に際しては、
 主治医及び専門性の 高い医療機関の医師に対し、必要に応じて、
 接種の適否について意見 を求め、接種の適否を慎重に判断してください。



高齢者、複数の基礎疾患を有する方など、複数のリスクがある場合に、
どのリスク排除を優先するのか、の判定は非常に難しいところではありますが。

臨床現場の心得としては、平常どおり、丁寧に診ていくということにつきるかと。



【2009/12/05 10:52】 | 感染症 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
インフルエンザの感染予防啓発
2009年秋。
新型と季節性のインフルダブルコンボ到来です。

とりあえず、今回の豚由来の新型インフル(A/H1N1)については、
従来の季節性インフルと治療は同じで無問題ということで一安心ではございますが、
新型ということで短期間での急激な感染者数増加は避けられない情勢です。


そんな中、最近の一般内科外来では、ただの風邪だというのに
「私っ、新型インフルエンザかもしれないんですぅううっっ(号泣)!!」
・・・とばかりに、パニック状態で駆け込んでくる方もおられるやに聞きます。

どうも、今年の春の鳥インフル(H5N1)を想定した感染対策として行われた
感染者の隔離強制入院のイメージが強烈すぎて、
今だ、新型インフルにかかると、
自分もああなるんだと思い込んでしまわれている方もおられるようで。

そこまではなくとも、重症化死亡例がプライムタイムのニュースで報道されると
糖尿病患者さんには、やはり不安がありますよね。

しかしながら、そうやって皆が不安に陥っている今だからこそ、
インフルエンザの正しい知識と
感染症予防のための手洗い、うがい、咳エチケットを
健康管理のための当然の生活習慣として定着させるための
千載一遇の啓発のチャンス!と思うのですがどうなのよ?

・・・と思っておりましたら、
You Tubeの首相官邸チャンネルにこんな動画がupされておりました。

新型インフルエンザ あなたの?に答えます(予防編)
http://www.youtube.com/watch?v=XyinPAB67hI


新型インフルエンザ あなたの?に答えます(受診と療養編)
http://www.youtube.com/watch?v=OPskL01pTVM


これがupされたのは9月3日の模様。

皆さん知ってました??

私は本日、全く別件のネット検索中に “偶然” 知りましたよ、ハイ。
せめてもう少し、「みんな見てね」アピールがあってもいいんじゃなかろうか。



また、本気で感染拡大止めたいならば、
感染予防のために誰でもみんなが簡単にできること、
明るく楽しく、キャッチーに、コンパクトにまとめて
TVのCMとして流すべきでしょ~~~。



例えばこんな感じ。



いいな~こういうの。

・・・と、まぁ、ここで愚痴っててもしょうがないわけですが(笑)

動画中、エルモがプラクティスしてました
「目・鼻・口を手で触らない」
というのは、お子さんに対しては大事な教育のように思います。
+αの教育として、見習うべきか。

「くしゃみ(の飛沫)を手の平ではなく服の袖で受ける」
については、
日本の厚生労働省では特に推奨されてませんが、
これを手で受けた場合、その手でつり革やドアノブを握ってしまうので、感染が広がる。
しかし、袖で受けておけば、袖でつり革やドアノブなどを握ることはないので、感染が拡大しにくい。
ということで、諸外国では、推奨されてるエチケットのようです。

ただ、着てる服でくしゃみや咳を受ける
・・・というのは、基本的に清潔好きな日本人としては、
感覚的に結構、抵抗あるかも(笑)。

最近は咳エチケットとして、
「ティッシュで受けてすぐに捨てましょ!」
という方向での啓発ワードが散見されます。
確かにこちらの方が日本人には受け入れやすいかもですね。

あと、日本では手洗いときたら「うがい」が必ずセットになってきますが、
これ、「うがい」に感染予防のエビデンスなし!としている国も多いようで。
これ見ると、アメリカもそうなんでしょうねぇ。

Act.FASTの時も思いましたが、
対策CMひとつでいろいろお国柄、出るもんですよね。



いずれにしても、ピンチはチャンスと申します。

せめて、我々の現場では、
手洗い・うがい・咳エチケットの啓発はもちろんのこと、
「インフルエンザに感染しないためにも、重症化させないためにも
 血糖コントロール良くしましょうね!」

といった、災い転じて福となす予防教育を心がけましょうね。



ちなみにこの、エルモがキュートな Happy & Healthy on Sesame Street
いろんなverがあるのですが、
ここで、おまけでもう一つup!



某国の次なるファーストレディよ!
宇宙人だの、前世に日本にいたトムクルーズだのと戯れてる暇あったら、
こういう事やっておくれよ。









【2009/09/09 20:53】 | 感染症 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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