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低血糖の不安
ただいま、第10回研修会抄録のためのテープリライト中なのですが、
その中の「低血糖に不安を感じる患者さんの症例」のディスカッションの下りで
アドバイザーの小山先生から情報提供のあった「透析中の低血糖」のソースを一緒に載せようと思ってネット検索していたところ、こんなブログをみつけました。

人工透析をぶっ飛ばせ!!
http://d.hatena.ne.jp/tousekker/20070502


透析患者さんのぶっちゃけトークに透析室でのやりとりがありありと目に浮かびます。
先日のネットワークのディスカッションを聞いた後では、医療者側のアプローチにいろいろ思うところもありますよね。研修会で医療者のロールプレイに使えそうな一コマです。

個人的にふと思うところがあったのは、このブログのコメントで出てくる
「オイラの透析仲間も低血糖による昏睡症で、”孤独死”だったな・・・」の一文。

患者さんの日常生活の中で、ぽんっとこういう噂話が入ってくると
低血糖を過剰に心配してしまわれるケースってありませんか?

例えばご近所で、低血糖昏睡による不幸がおこる。
そういえば、○○さんとこも糖尿病だっていってたな。気をつけないと駄目よっていっとかなきゃ!・・という“親切な”方がいらっしゃったりする。
ただ、その“親切な”方というのは、往々にして、具体的に何をどう気をつけなきゃいけないかは教えてくれなかったりするわけで。
そうなるととにかく「低血糖は怖いんだ」にしかならなかったりして。

患者会の事務局では、時々、ご家族の方から、「低血糖はどのくらい大丈夫なんですか?」という質問を受けることがあるんですが、どのくらいって何がどのくらいなんだ??と思いつつ、つっこんで話しをすすめていくと、上記のような状況がありまして。
ご家族としては、寝てる間に低血糖になったらと思うと気になって、夜中に何度も起きて寝てる本人が低血糖になってないか起こして確認してしまうので、本人も家族も睡眠不足状態が続いているという、シビアな状況に発展してたりします。

かかりつけの病院では、この質問に対して、「低血糖に気づいたら、なるべく早めにブドウ糖をのませてください」としか説明がなかったそうで。
これ、当然、低血糖の対処としては正解ではあるんですが、睡眠不足が続くご家族としては、「何時間以内に処置すれば低血糖での障害や死亡から家族を守れるのか」、もっとぶっちゃけで言ってしまうと「朝気づいた時点で処置しても助かるのか?」という、リスクのタイムリミットが知りたかったわけで。

不安の核になった出来事が何なのか?というのを完全に引き出してから説明しないと、それがどんなに正しい説明であれ、その人の不安は解消できないんだな~と改めて思った出来事でした。





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【2008/06/24 23:54】 | 低血糖 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
低血糖の処置
糖尿病患者対象の市民公開講座の受付をした時の出来事。
講演終盤にさしかかり、受付を撤収しはじめていた処に老夫婦が来られ、
「女房が低血糖を起こしたんですけど、ブドウ糖はないでしょうか?」
とたずねてこられました。
「申し訳ありませんがこちらでブドウ糖は用意してないんですよ。あちらに自販機がありますから、まずはジュースを飲ませてあげてください」
と答えた処、そのご主人が驚いた様子でこうおっしゃいました。
「えっ?!ジュースを飲ませてもいいんですか?!」

主治医から受けた「間食とジュースをとらないように」との指導を
一言一句違わず忠実に履行されていたケースです。
他にも結構「おいおいっ!」と思うエピソード、患者さんから聞くことがあります。

ある患者さんは「低血糖の時は氷砂糖をなめておけばよい」と言われたために、最近売っているお店も減って来た氷砂糖を一生懸命探しては自宅にストックしていらっしゃったとか。

ある患者さんは「低血糖の時は飴をなめてください」と言われ、それだけを聞かされていた家族が低血糖で意識がなくなったその方の口に飴を入れられたとか。

ある患者さんからは、このような電話相談を受けました。
「低血糖時にブドウ糖をとると、後から血糖が高くなって困る。
 高血糖になると合併症になるんだから、
 高血糖にならないブドウ糖は売ってないんですか?」

低血糖処置に使用する糖質を何と表現するかは様々ですが、
指導にあたって、これ一言しか説明がない場合、当然患者としては
『低血糖の時は◯◯をとらなければならない』
という“絶対条件”として解釈しがちです。
低血糖が起こった場合に状況・状態によってフレキシブルな対処ができるように、
さらには、こうした機会をとらえて、その方の誤解をとく過程で血糖変動の要因をしっかり理解いただき、その後の良好な血糖コントロールにつなげるために、もうワンプッシュのアプローチが欲しいな~と思うのです。

こうしたアプローチを深~ぁく考察されたい方は
11月23日に開催いたします当ネットワークの第5回研修会「高血糖と低血糖どちらが怖い?」にぜひご参加ください!
【2006/11/01 11:44】 | 低血糖 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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