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大気汚染と糖尿病
熊本市、5/14に今年度2度目のPM2.5が70μg超え。
P1160331.jpg

そんな今日この頃、気になる調査報告を2つ。

J Epidemiol Community Healthから
■■■腎機能に“自宅から幹線道路までの距離”が影響


米ベス・イスラエル・ディーコス医療センター(BIDMC)の
Lue Shih-Ho氏らの調査によると、
自宅から幹線道路までの距離が最短の者(50m未満)と
最長の者(1km以上)で比べたところ,
距離が最短の者ではeGFR が3.9mL/分/1.73m2
有意に低下(95%CI -1.0~-6.7,P=0.007)していることが分かった。

また,距離が最短の者では最長の者に比べて
冠動脈死は4%,全死亡は1%いずれも高かった。

脳卒中の既往があり,幹線道路近くに居住する住民では
腎機能が低下傾向にあることが確認された。


Diabetologiaから
■■■自動車関連大気汚染で小児のインスリン抵抗性上昇

ドイツ糖尿病研究センターのElisabeth Thiering氏らは,
ドイツ国内の10歳の小児397例を対象として,
インスリン抵抗性と自動車関連大気汚染物質への曝露レベルとの関連を検討

対象者のHOMA-IRは
NO2およびPM10の大気中濃度が2SD上昇するごとに,
それぞれ17.0%(95%CI 5.0〜30.3),18.7%(同2.9〜36.9)有意に上昇していた。
PM2.5,PM2.5吸光度についても
それぞれ22.5%(同-0.9〜51.5),8.6%(同-5.7〜25.0)上昇していたが有意差はなかった。

最寄りの幹線道路までの距離との関係を見ると,
500m短くなるごとに
HOMA-IRは有意に7.2%(同0.8〜14.0)上昇していた。




大気汚染が呼吸器疾患や心疾患の発症リスクとなることは
広く知られているところですが、
腎症やインスリン抵抗性発症のリスクイベントにもなりうる、
ということのようです。

大気汚染については、
自己管理レベルでのリスクヘッジって難しいですが、
成長期のお子さんの長期曝露を避けるためには、
今後はこうした汚染情報を確認して、外出を控えるなどの
曝露を避ける生活習慣も必要になっていく時代になっていくのかも??





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【2013/05/17 09:47】 | 腎症 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
どうする?糖尿病透析予防指導管理料
3月頃は「糖尿病透析予防指導管理料の算定条件は?」
という情報検索でのブログアクセスがすごかったですが、
ここ最近、
「糖尿病透析予防指導管理はどうしたら?」
の検索アクセスが増えてきておりまして。

この「どうしたら?」について、
日本糖尿病教育・看護学会が1つの提言を公開されておられます。

日本糖尿病教育・看護学会>お知らせ>2012/5/22
http://jaden1996.com/
JADEN522.jpg


日本糖尿病教育・看護学会では、
今年度の糖尿病透析予防指導管理料の新設に伴い、
特別委員会において、
糖尿病透析予防指導管理料ワーキンググループを設置、
チームでの目標と、チームにおける看護の役割を検討、
そこでのディスカッションをまとめたものがPDFでダウンロードできます。

参考にされてください!

とはいえ、「具体的にどうやるか?」
というのは、施設施設で条件がかわってくるものです。
「どうすれば?」のモデルを外に求めるだけでなく、
自らの施設で「今、何ができるのか?」をしっかり考える作業が必要かと。

特に、今回の指導管理は「チーム」で行なうことが求められています。
そうであるならば、「どうすれば?」を考えることもまた、
チームで始めることが大事ではないかと思います。


解決策はチームにある、そう思っています。

P1130183_20120621173505.jpg
(写真は第19回研修会でのディスカッション)

これまで20回にわたる研修会で、
多職種の疑似チームでの
問題解決のディスカッションの経験を重ねてきた我々からは、
  現場の状況を確認して問題抽出を行い、
  問題を整理して取り組むべき課題を設定し、
  課題をクリアできる具体的なアクションプランを策定し、
  プランを実践して評価する。
  その作業をチームで行なってみてはどうでしょうか?
ということをまずは提言させていただきます。

そして、いくつかのチームが試みたプロセスを
次回、第21回研修会でご紹介し、
皆でディスカッションして、
さらによりよいものが創れたら、と思っております。

すべては熊本県民の透析導入数を減らすため!であります。
志を同じくする、いろんな方々と
手をたずさえてがんばりましょう!

こちら9月~11月あたりの時期に開催の方向で、只今計画中です。
乞うご期待っっ!!





PS. 
ちなみに今年度11月の全国糖尿病週間のテーマは
「チーム医療で糖尿病透析予防」だそう。

結果出さないと、ですね。

【2012/06/21 13:44】 | 腎症 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
熊本市CKD対策推進会議
平成24年度の熊本市CKD対策推進会議が5/24に開催される、というとで、
我々、糖尿病教育ネットワークKUMAMOTOにもご案内が参りました。


内容といたしましては、

・熊本市から対策事業の進捗状況の説明。

・熊本市食生活改善推進員協議会と肥後銀行健康保険組合から
 それぞれの対策取組み紹介。

・医療制度と医療連携からみたCKD対策の展望」と題しての
 東京大学大学院公衆衛生学教室 小林廉毅 教授の特別講演。

・意見交換会。

・・・となっているようです。



当ネットワークからは世話人の池田が出席いたします。

熊本市のCKD対策事業について
糖尿病教育に携わるコメディカルの立場からのご意見やご要望などありましたら、
代わってお伝えさせていただきますので、
メールフォームから、お寄せ下さいませ。

また、対策推進会議の概要も、
後日、こちらのブログでレポートさせていただきますね!




ここ数年の熊本市のCKD対策事業の市民キャンペーンの展開で、
熊本市民の「腎臓」に対する意識がかなり変わった気がします。

ゆめタウンの入り口

病院の待合室に、患者教育用資料として置いている資料も、
以前はあまり持ち帰られなかった減塩や腎臓に関する資料が
かなり持ち帰られるようになってます。

先日などは、掲示していた腎症予防の目標検査値を書いたポスターを
「自分の職場にもこれを貼りたいから、もらえないか?」
と求められまして、お渡ししたこともあったりなんかして。

こうして市民側の意識が高まっているところに、
タイミングよく「教育」介入があれば、
それこそスポンジに水が吸い込むように覚えていただけますし、
その方が、家族や周囲の方々にも“伝達講習”してくださることもありますし。

いろんな場所で、いろんな方が、
繰り返し言葉にし、アクションしていれば、
いつかどこかで気付いてくれて、気になるタイミングが必ず訪れます。

そのタイミングを逃さないためには、
こうした地域のいろんな業種の方々が志を1つにし、
それぞれの職能を活かして行なう対策推進活動が、
とても大事なことだと思っております。

↓こちらは昨年の対策推進会議メンバーのアクションプランです。(クリックすると拡大表示します)
CKD対策推進会議

今春からは、透析対策としての糖尿病腎症の療養指導の仕事に
保険点数で報酬をいただけるようになりました。
算定にあたっては、指導評価のレポート提出が義務づけられておりますから、
これにて、コメディカルスタッフによる療養指導が、
透析予防に効果があるやなしやが、はっきり評価されるわけであります。


糖尿病教育に携わるコメディカルスタッフの真価が問われるステージに突入です。
みんなで頑張っていきましょうねっっ!!!



【2012/04/27 08:07】 | 腎症 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
糖尿病透析予防指導管理料
この春の保険点数改定において、糖尿病教育に携わる我々が注目していた
糖尿病透析予防指導管理料 350点
だんだん、条件がクリアになって参りました。

中医協の資料にあった算定要件と施設基準を見て、
これだけのしばりで、350点も点数評価いただけるんだ??!!
と思っていましたらその後に示されました「実施上の留意事項」によりますと、
透析予防診療チームの構成メンバーである
医師、看護師又は保健師、管理栄養士の「経験」にしばりがかかるようであります。


まず、医師。
糖尿病及び糖尿病性腎症の予防指導に従事した経験を
5年以上
有する者であること。


次に管理栄養士
糖尿病及び糖尿病性腎症の予防指導に従事した経験を
5年以上
有する者であること。


保健師については、
糖尿病及び糖尿病性腎症の予防指導に従事した経験を
2年以上
有する者であること。


そして、看護師については、下記の1)もしくは2)のいずれかであること。
1)糖尿病及び糖尿病性腎症の予防指導に従事した経験を2年以上有し、
 かつ、この間に通算1,000時間以上糖尿病患者の療養指導を行なった者であって、
 適切な研修を終了した者。
2)糖尿病及び糖尿病性腎症の予防指導に従事した経験を
 5年以上
有する者であること。



糖尿病療養指導経験2年の看護師についてのみ「適切な研修」受講のしばりがつきまして。

要するに、経験年数2年~5年未満の看護師については、
フットケアと同じように、
国及び医療関係団体等が主催する10時間以上の研修を受けてくださいね、
ということのようですね。


しかし、こういう研修条件をみるたびに、
「・・・CDEJの資格じゃ評価いただけないのね」という気持ちが
ふつふつとわいてきたり(涙)。



その他、付帯する条件はこんな感じ。

○チームの内、少なくとも1名以上は常勤であること。
○上記職種以外に、薬剤師、理学療法士が配置されていることが望ましいこと。
○糖尿病教室を定期的に実施すること等により、
 糖尿病について患者及びその家族に対して説明が行なわれていること。
○病院については、病院勤務医の負担の軽減及び処遇の改善に資する体制が
 整備されていること。
○管理料を算定した患者の状態の変化等については、
 所定の様式にて地方厚生局(支)局長に報告していること。


今後、この管理料を患者さんからいただくことによって、
どれだけ充実した実効性ある腎症予防指導を提供できるか、
ということが、我々の至上命題になるわけですが、
こちらについては、来年度のネットワークの研修会で、
みなさんと情報交換し、激論!交わしたいな、と思っているところであります。


新年度もどうぞ!
よろしくお願いいたします!!

【2012/03/28 17:25】 | 腎症 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
ネットワークの考えるCKD対策
我々、糖尿病教育ネットワークKUMAMOTOは、
平成23年度から、熊本市のCKD対策推進会議のメンバーになっています。

    ↓クリックすると拡大表示します。
CKD対策推進会議

というのも、皆さんご存知の通り、
透析導入の原疾患の約43%が『糖尿病性腎症』!!
でもって、熊本は透析導入率が全国TOP1!!
・・・だからです。

近年増加の一途をたどる糖尿病も腎臓病も、
早期介入できれば発症予防、重症化予防が可能です。

それができないのは、初期の自覚症状が全くないため。

患者さんが自ら病院に足を運んでくれる時には、
既に合併症が出てしまっていることがほとんどです。

特に、自覚症状が出てから病院に行って、
「腎機能がおちていますね。」となると
食事の厳しい制限がまっています。

たんぱく質の制限
肉や魚、卵に豆腐をごっそり減らさないといけなくなります。

ちなみに、たんぱく質を含まない食品は、
春雨や片栗粉などのでんぷん製品と植物油、砂糖だけ。
当然、これだけの食品での食事では、栄養不良になりますから、
おかずのみならず、主食のたんぱく質も減らす事が必要になってきます。

このための代用食品としては、
低たんぱくごはんや、低たんぱくパン、低たんぱく麺があります。
低蛋白食品のインスタントのおかずもあります。
宅配食の低蛋白食もあります。

最近は、昔に比べればまずますの味で
バラエティに富んだ代用食品が出てきてはいますが、
やはり、普通に調理されたお食事の味わいにはかないませんし、
当然、普通の食材よりもお金がかかるので、
経済的にもつらいものが出てきます。
P1130489.jpg


塩分は1日6g以下。

現在の日本人の平均塩分摂取量が約11gですから、半分にしないといけない。
カリウムの制限が必要な事もあり、生野菜、果物なども考える必要がでてきます。


こうした蛋白・塩分・カリウムの制限が入ってきますと、
外食ができない。
ファストフードや総菜、コンビニごはんも難しい。

食べる楽しみが減る事と、経済的負担、治療に対する不安、が一緒にくることになります。
大変なのです。

この段階になって、
食べ過ぎと栄養バランスに気を配ればよかった糖尿病の食事療法(健康食)を
きちんとしておけばよかった、と思っても遅いのです。

そこをなんとかしたい。

健康なうちから、定期的に健診を受けて、
自分の糖代謝能と腎機能がどのくらいかを確認してほしい。
治療がつらくなる前の段階で正しい療養指導を受けて、
生活習慣を改善し、健康管理を継続してほしい。

これを実現するには、病院の中だけの指導では不可能です。

ここを、病院に足を運ぶことのない方々に広く伝えたい。
また、健診や保健指導、学校・地域などの病院以外のフィールドで
今行なわれている健康教育のリーチを最大限に活かして
その方にあった、より深く具体的な療養指導にのぞみたい。

そのために、いろんな分野の方とつながって、
患者さんのために実効性のある良い仕事をしたい、と思うのです。

そんな時にこの熊本市CKD対策推進会議の活動にお誘いいただき、
参加させていただけていること、
とても有り難く思っています。



保険診療の分野では、今年春の保険点数改定で
糖尿病透析予防の療養指導に点数が付与されました。
  ↓クリックすると拡大表示します。
透析予防
引用元のサイト:厚生労働省>平成24年度診療報酬改定について>改定の概要

我々糖尿病教育に携わる者の「療養指導」に、
それだけの期待がよせられ、
成果が求められている、ということにほかなりません。


自らの職責を改めて認識し、
熊本のいろんな分野で志を同じく活躍している
様々な職能の方々と手をたずさえ、
その方々の手による社会資源を最大限に活用しながら、
我々にできること~患者さんに実行してもらえる療養指導を、
引き続き、当ネットワークで考えていきたいと思います。




池田亜須香@ネットワーク世話人(管理栄養士/CDEJ)
【2012/02/20 08:18】 | 腎症 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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